BLOG

スタッフブログ

エアコン工事で発生する事故について!油断するとベテランでも事故は起こします!

エアコン工事は、高度な技術や専門知識を必要とする作業であり、その中には重大な事故が発生するリスクも伴います。事故は作業員や顧客の安全に直接影響を及ぼし、工事業者の信頼を失墜させることにもなります。今回は、エアコン工事で発生する可能性がある事故についてさらに詳しく解説し、それぞれの事故に対する防止策を紹介します。


感電事故

問題の概要
エアコン工事では、電気配線や接続作業が不可欠です。その際、誤った配線や作業手順を守らないことで感電事故が発生するリスクがあります。特に、電源を切らずに作業を行った場合、作業者が電流に触れ、大きな怪我や場合によっては死亡事故につながることもあります。感電事故は、一瞬の不注意や作業ミスで起こりうる重大な事故です。

対策方法
感電事故を防ぐためには、作業前に必ずブレーカーを切り、電気回路が完全に遮断されていることを確認することが最も重要です。作業中に配線に触れる可能性がある場合は、絶縁工具や保護具を使用し、安全に配慮した作業を行いましょう。特に、電圧が高い機器や複数の電源がある場合は、電気設備技術者による施工が必須です。配線を確実に確認し、施工後には電流の安全性をテストすることも大切です。


火災のリスク

問題の概要
電気配線や接続不良による火災も、エアコン工事における大きなリスクの一つです。特に、電源接続部分の絶縁が不十分であったり、ケーブルがショートした場合、火花が発生し火災に至ることがあります。また、誤った配線や電圧に合わない部品を使用することも火災リスクを増加させる原因になります。これにより、建物全体に被害が及ぶこともあり、人的被害も含めた深刻な結果を招く可能性があります。

対策方法
火災事故を防ぐためには、電気配線や接続作業を行う際には、適切な工具や絶縁材を使用し、配線のチェックを徹底することが重要です。特に、電気系統を扱う場合は、技術的な資格を持った作業員が行うようにし、施工後の動作テストを必ず実施します。また、使用する機材や部品が電圧に適合しているか、配線が過負荷になっていないかを事前に確認することも大切です。加えて、火災が発生しやすい場所(たとえば、埃が溜まりやすい機械室など)では、消防法に基づいた防火対策も考慮しましょう。


転落事故

問題の概要
エアコン工事では、特に室外機の設置時に高所での作業が必要になることがあります。例えば、屋根の上や高層ビルのベランダ、梯子を使った作業など、高所作業を行う際には転落のリスクが常に存在します。足元が不安定だったり、急な傾斜のある場所で作業する際に、作業員がバランスを崩して転落する事故が発生することが多いです。転落事故は、骨折や重傷に至る場合もあり、最悪の場合、死亡事故となる危険性もあるため、細心の注意が必要です。

対策方法
転落事故を防ぐためには、作業前に足場をしっかりと確認し、必要であれば足場を補強することが大切です。屋根上や高所での作業を行う場合は、安全帯やヘルメット、滑りにくい靴などの保護具を着用することが基本です。さらに、二人以上で作業を行い、お互いに安全を確認し合うことが望ましいです。また、転落のリスクが高い状況では、無理をせず一旦作業を中断し、安全を最優先に考えるよう指導を徹底することが必要です。


重量物による挟まれ・落下事故

問題の概要
エアコンの室外機や大きなユニットは非常に重く、これらを移動させる際に作業者が挟まれたり、機材が落下して怪我をする事故が発生することがあります。特に、狭い場所での作業や不安定な足場での重量物の移動はリスクが高く、機材が手を滑らせて落下することで大きな事故につながる場合もあります。また、機材が落下して顧客や第三者に怪我をさせるリスクもあり、作業エリア周辺の安全確保が重要です。

対策方法
重量物を扱う際には、必ず二人以上で作業を行い、移動や設置時にはお互いの動きを確認しながら慎重に行うことが大切です。重い機材を無理に一人で持ち上げたり、狭い場所で無理な姿勢で作業をすることは避けましょう。また、専用のリフトや台車を使用し、重量物の移動を安全に行うための道具を活用することも有効です。作業エリア周辺には注意喚起の看板やバリケードを設置し、顧客や通行人が事故に巻き込まれないようにすることも重要です。


機器の不具合や設置ミスによる事故

問題の概要
エアコンの設置後に機器の不具合が発生することがあります。例えば、誤った取り付けや配線ミスにより、電気が過剰に流れて火災や感電の原因となったり、冷媒ガス漏れによる中毒事故が発生するリスクがあります。また、壁に固定された室内機や室外機が適切に設置されていない場合、落下する可能性もあり、非常に危険です。

対策方法
機器の設置ミスや不具合を防ぐためには、施工中と施工後に複数回のチェックを行うことが重要です。特に、配線や接続部分は念入りに確認し、取扱説明書に従って正しい方法で設置します。冷媒ガスの取り扱いも慎重に行い、リークテストで安全性を確認することが必須です。また、壁や天井に固定する際には、適切なアンカーやビスを使用し、落下やぐらつきを防ぐための強度確認を行います。施工後には動作確認を実施し、不具合がないかを顧客に報告することも必要です。


工事現場での熱中症や疲労事故

問題の概要
エアコン工事は夏場に多く行われることが多いため、炎天下での作業が続くと作業員が熱中症になる危険性があります。また、工事自体が重労働であり、長時間の作業や無理な作業を行うことで疲労が蓄積し、注意力が低下することで事故が発生するリスクも高まります。熱中症や疲労による事故は一見軽く見られがちですが、深刻な事態を引き起こすこともあります。

対策方法
熱中症対策としては、作業員が定期的に水分を補給し、作業中に適度な休憩を取ることが重要です。特に夏場の外作業では、作業時間を短く分割し、日陰で休憩を取れる環境を整えることが大切です。また、適切な作業着や帽子を着用することで、体温の上昇を防ぐことができます。疲労が蓄積している場合は、無理な作業を強行せず、作業スケジュールを柔軟に調整することが必要です。作業前後のストレッチや軽い運動も、事故防止に役立ちます。


まとめ

エアコン工事に伴う事故は、作業員の安全だけでなく、顧客や第三者の安全にも大きな影響を与えます。感電事故や火災、転落事故など、どれも深刻な結果を招く可能性があるため、常に安全管理を徹底することが必要です。事故防止のためには、適切な作業手順や工具の使用、安全確認、作業環境の整備が重要であり、工事現場でのリスクを最小限に抑えるためにこれらを実践することが不可欠です。

エアコン工事業者として、事故を未然に防ぎ、顧客や作業員の安全を守るための取り組みを日々強化していくことが、業界内での信頼を高め、事業の発展につながるでしょう。


現在、家電量販店業界ではエアコン工事をはじめとする家電設置工事の他にリフォーム工事にも力を入れております。

年円需要が増えている家電量販店でのエアコン工事を円滑に進めるため、エアコン工事業者様を募集しております。

昨今ではエアコン工事だけでは通年でのお仕事を確保することが難しくなってきておりますが、当社ではエアコン工事以外にも様々な案件がございます。

年間を通して、家電量販店で仕事を貰う為のノウハウを共有することで、協力業者様とWIN-WINの関係を築いていきたいと考えております。

当社ではエアコン工事業者様からのご応募お待ちしております。

また、些細な内容でも構いません。お気軽にお問い合わせください。

SHAREシェアする

ブログ一覧