エアコン業者さんが未払いリスクを回避するために知っておくべき取引先の特徴と前兆
エアコン工事業者にとって、未払い問題は避けたいトラブルの一つです。取引先からの未払いは、事業運営に直接的な影響を与え、資金繰りが悪化すれば、自社の経営にもダメージを与える可能性があります。未払いのリスクを減らすためには、取引先の状態を早めに察知し、適切な対応を取ることが必要です。今回は、未払いを引き起こしやすい取引先の特徴や前兆について詳しく説明します。これらを事前に把握しておけば、リスク回避に役立つはずです。
目次
1. 支払い条件の変更や遅れ
これまで30日以内に支払いが行われていた取引先が、突然「60日後」や「90日後」に変更を申し出てきたら要注意です。資金繰りに問題が生じている可能性があります。さらに、支払いが頻繁に遅れることが増えた場合も危険信号です。こうした変更や遅延が見られる時は、未払いのリスクが高まっていると考えられます。
エアコン工事の現場はシーズンによって忙しさが変わりますが、支払いの遅延は業者さんにとって大きな負担となるため、こうしたサインを見逃さないことが大切です。
2. 支払いの分割や少額支払い
「今月は少し苦しいので、半分だけ支払います」というような分割払いの提案があった場合、取引先が資金難に陥っている可能性があります。最初は少額でも支払われているので安心してしまいがちですが、こうしたケースでは最終的に全額の支払いが行われないリスクがあります。
3. 連絡が取りにくくなる
資金繰りに問題がある会社は、次第に連絡が取れなくなることが増えます。エアコン工事の現場でトラブルが発生した際や、工事完了後の支払いの話になると、急に担当者との連絡が途絶えることがよくあります。電話やメールへの返答が遅れたり、適当な言い訳をされる場合、未払いのリスクが高まっていると考えましょう。
4. 経営者や担当者の入れ替わりが頻繁
会社の内部で混乱が生じると、経営者や担当者が頻繁に交代することがあります。特に財務担当や経営責任者が何度も交代する場合は、会社の経営が不安定である可能性が高いです。こうした会社と取引を続けると、支払いに関するトラブルに巻き込まれるリスクが高まるので、慎重に対応する必要があります。
5. 新しい契約を強引に持ちかけてくる
支払いが滞っているにもかかわらず、新しい契約や追加の工事依頼を強引に持ちかけてくる会社も注意が必要です。これは、キャッシュフローが悪化しており、急いで現金を調達しようとしているサインです。このような場合、最初の契約や工事の支払いが行われる前に追加の工事を行うと、未払いリスクがさらに高まります。
6. 評判が悪い
業界内で評判が悪い会社と取引を行う場合、未払いのリスクが高いです。エアコン工事業者は、同業者との情報共有が非常に重要です。他の工事業者や元請け会社、取引先からの評判を確認し、信頼できる会社かどうかを見極めましょう。特に、過去に未払いトラブルを起こしている取引先との新規取引には注意が必要です。
7. 会社の経営状態が悪化
会社の経営状態が悪化している場合、未払いのリスクが急激に増します。取引先が突然コストカットを始めたり、リストラを行ったり、規模を縮小するようなニュースが出た場合は要注意です。こうした状況下では、支払いが滞る可能性が高いため、事前に確認し対策を講じることが重要です。
8. 銀行取引に問題がある
銀行からの融資を受けにくくなっている会社も危険です。金融機関との取引に問題がある会社は、取引先への支払い能力に問題を抱えていることが多いです。信用調査を行い、会社の財務状況を確認することで、リスクを事前に回避することが可能です。
9. 資金繰りの悪さをほのめかす
「今月はちょっと資金繰りが厳しい」「一時的な問題だ」というような発言が増えると、経営が不安定な状態にある可能性が高いです。こうした状況に陥る前に、相手の経営状況を確認し、対策を考えておくことが未払いを防ぐ鍵となります。
10. 大手取引先との契約終了や事業縮小の報告
取引先が大手企業との契約終了や事業の縮小を発表した場合、その会社の経営状態は厳しくなっているかもしれません。エアコン工事業者として、取引先のこうした情報に注意を払うことで、支払い能力のリスクを予測しやすくなります。
未払いリスクに対する対策
未払いリスクを避けるためには、これらの前兆を早期に察知し、迅速に対策を講じることが重要です。以下のような対策を取ることで、リスクを減らすことができます。
- 契約内容の見直し: 支払い条件やペナルティを明確にし、未払いが発生した場合の対応策を契約書に盛り込む。
- 信用調査の実施: 新しい取引先との契約前には、必ず信用調査を行い、会社の財務状況を確認する。
- 部分支払いの要求: 大きなプロジェクトの場合は、作業の進行に合わせて部分的に支払いを受ける形を取り、リスクを分散する。
- 早めの対応: 支払いが遅れた場合、すぐに催促し、問題解決に向けた行動を起こす。
これらの対策を講じることで、エアコン工事業者として、未払いリスクを軽減し、健全なビジネスを継続することができます。
と言っても、信用調査なんてやるにもお金も時間もかかります。
支払い条件の変更や遅れ、業界内で評判が悪い会社であればカンの良い人なら気付かれると思います。
一概には言えませんが、設立が比較的新しいのに会社のHPが存在しない会社も危険です。
地元密着などを謳っているのに、従業員や協力業者さんが少ない会社も危険かもしれません。
どれも絶対ではありませんし、信用調査も粉飾決済をしていたとしたら確実とは言えません。銀行が騙されることもあるくらいです。
比較的分かりやすいと言えば、例えばあなたが新しい取引先と契約しようとしていて、面談をしたと仮定します。その時に、担当者が会社の上層部で是が非でも仕事をさせる様な言い方をしてきたり、ゴリ押しして契約しようとしてきた場合や、余裕がない場合は怪しいかと思います。
通常であれば、業者さんが面談に来ていただけることは大変嬉しいですが、無理矢理契約しようとはしません。
お互いの条件があり、それが合致しなければ長期的に仕事を続けていくことが難しいからです。
最後に思うことは、根拠がないのに自信満々なのも怪しいですね(笑)
とまあ、不払いを起こしそうな会社の特徴をいくつかあげました。
今後、新しい会社さんとご契約される際は慎重に検討してください!
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