ハインリッヒの法則とは?
ハインリッヒの法則は、労働災害における経験則の一つで、アメリカの安全技師であるハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ氏が1931年に発表しました。
この法則は、1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故があり、その背景には300件の異常(ヒヤリ・ハット)が存在するというものです。
1:29:300の法則とも呼ばれ、「ハインリッヒの災害トライアングル定理」や「傷害四角錐」とも称されます。
目次
具体的な内容
重大事故: 死亡や重傷など、大きな被害をもたらす事故
軽微な事故: 軽傷や軽度の物損事故
異常(ヒヤリ・ハット): 事故には至らなかったものの、ヒヤリとした、ハッとした危険な状態
ハインリッヒ氏は、10年間の労働災害データを分析した結果、この法則を導き出しました。
これまでエアコン取り付けに携わってきた方なら、何度かヒヤリとした場面を経験しているはずです。中には軽微な事故を起こしたり、重大事故を起こしてしまった方もいらっしゃると思います。その経験を無駄にせず、事故を起こさないためにも、十分注意してエアコン取り付けを行ってください。
少しの確認不足が大きな事故を起こすことと、最悪の場合は死亡事故にも繋がるということを忘れずに作業してください。
間もなく夏季繁忙期がやってきます。
繁忙期前、繁忙期中に事故を起こさないようお気を付けください。