北海道でのエアコン工事
今朝の強烈な寒さで北海道がとんでもないことになっています。12月21日12:30現在の最高気温が留萌地方の焼尻(やぎしり)で最高気温が0.7℃、、、
北海道内で0℃以上の気温を観測している場所-0.1℃以下という極寒です。
最低気温は富良野で-24.4℃で-20℃以下の気温を観測した場所が11ヶ所となっています。札幌管区気象台のデータを見ると、観測している場所での今日の最低気温は全て-0.1℃以下となっておりいかに強烈な寒波だったかが想像できます。
これだけ寒くなって雪が降ってしまうと、北海道でのエアコン工事は今シーズンは不可能ですね、、、。
今年は暖冬といわれていましたが、この寒さは一体なんなのでしょうか?素人には到底理解できません(笑)
恐らくここまで気温が低下すると、室外機も凍り付いてしまいファンが回らないかもしれません。仮に回ったとしても負荷がかかりファンやコンプレッサーが破損してしまう可能性もあります。
そういえば、昨年は北海道にお住いの方の電気代が10万円を超えた電気代請求書の動画がSNSにアップされており話題になりました。プロパンガスのを使用している家庭の方で山岳地方に住んでいる方も電気代とガス代で6~8万円の請求が来たりと光熱費の金額が一般家庭では考えられない金額になっていました。
話しがそれましたが、北海道でのエアコン市場は少し特殊で工事もできない冬場にエアコンを購入される方が多くいらっしゃいます。我々の様に寒冷地に住んでいない人間からすると不思議なのですが、冬のうちに購入しておいて雪が融け春になったらエアコン取り付けをするそうです。その為、北海道では春から夏前(凡そ3月~5月)の3か月間は繁忙期とまでは言いませんが、比較的忙しくなる時期で、今年は当社の業者様が3車両程北海道に応援に駆けつけてくれました。夏季は忙しく日中は北海道でも暑いですが、本州とは違い風が涼しく気持ち良いのですが近年は気温も上がってきているので、快適に過ごすためにはエアコンが必要不可欠になりつつあるようです。その内北海道のエアコンも落ち着いてくると思いますが、あと数年は忙しい状態が続くであろうと予想しています。
本州で言えば東北や北陸エリアが北海道に近い環境となっており、住宅も断熱がしっかりされており高気密住宅で基本的にプラロック等で地面に室外機を置くような施工をすることがありません。多くが室外機が雪で埋もれないように高置台や壁面金具を使用し高さを確保し、室外機を設置しています。地面に室外機を設置してしまうと霜などが発生した際に地面が隆起して室外機が傾いたり倒れたりしてしまうそうです。寒冷地のエアコン工事は1台取り付けるだけでもかなりの時間を要する為、1日に2台よくて3台が限界です。作業員さん業者さんの数が少ないということもありますが、それ以上に1台のエアコンを取り付けがとても大変なので技術が低い方や知識が乏しい方では高確率で施工後に不具合が発生します。
今年は3車両を北海道に送り込みましたが、研修も含め1度経験をさせて頂いたので、今年は順次必要人数を送り込むことができます。北海道の応援を希望されている協力業者様が大勢入らっしゃるので非常に助かります。
業者さんからすると、休日に北海道を観光し美味しいものを食べて仕事があるなら楽しくやれます(笑)とのことらしいです。楽しく、事故や怪我無く、たまには違う地域で仕事をするのも新しい発見があったり自身の成長にも繋がると思いますので、来年の春には精一杯頑張って楽しんでもらえると嬉しいです。