カビ臭いエアコンとサヨナラ!カビを生えさせないために今すぐできる5つの習慣

エアコンを使っていると、ふとした瞬間に「ん?なんかカビ臭い…?」と気づくことってありませんか?実際、冷房をつけた直後に鼻につくようなツンとしたニオイがして、そのまま部屋中に広がっていく――これ、多くの場合はエアコン内部でカビが繁殖しているサインです。

カビは一度発生すると、見えない内部まで根を張り、放置すればするほどニオイは強くなりますし、健康被害にもつながりかねません。小さなお子さんがいるご家庭や、アレルギー体質の方がいる場合には特に注意が必要です。

では、そもそもどうしてエアコンにカビが生えるのか?そして、どうすればカビを予防できるのか?今回は、現場経験の豊富なプロの視点から、「エアコンにカビを生えさせないための具体的な方法」を詳しくご紹介していきます。

エアコンにカビが発生するメカニズムを知ろう

カビの三大好物といえば「湿気」「温度」「汚れ」です。実はエアコンの内部、特に熱交換器や送風ファンは、この三要素がバランスよく揃ってしまう場所なんです。

冷房を運転していると、室内の暖かく湿った空気がエアコンの中を通る際に急激に冷やされて結露します。このとき発生する水分がエアコン内部に溜まりやすく、常に湿った状態になります。そして、ホコリや花粉、たばこのヤニ、調理中の油分などがフィルターを通り抜けて内部に侵入し、これがカビのエサになるわけです。

つまり、湿気+栄養分(汚れ)+適温のトリプルコンボで、エアコンの内部はまさにカビの楽園。だからこそ、こまめな掃除と使い方の見直しが必要になります。

冷房・除湿運転の後に「送風」を活用する

エアコンにカビを生えさせないために、まず意識してほしいのが「使い終わったあとの乾燥」です。冷房や除湿の運転を停止した直後、内部はまだ結露で濡れている状態。このまま電源を切ってしまうと、暗くて湿った環境が長時間続くことになります。

そんなときに活躍するのが「送風運転」または「内部クリーン機能」です。送風に切り替えることで、内部にこもった湿気を排出し、カビの温床となる状態をリセットしてくれます。

最近の機種には「内部クリーン」や「乾燥」機能が標準装備されているものも増えてきました。これらの機能は、冷房停止後に自動的に送風を行い、熱交換器や送風ファンを乾かしてくれる優れもの。機能がない機種でも、自分で送風に切り替えて30分〜1時間程度運転させれば効果は十分です。

この一手間が、カビ予防には劇的な効果をもたらします。特に湿度が高い梅雨や夏場は、必ず意識して実践したいポイントです。

フィルター掃除は2週間に1回が理想

エアコンのフィルター、どれくらいの頻度で掃除していますか?意外と「1シーズンに1回しかやってない…」という方も少なくありません。でも実際には、2週間程度で目に見えるホコリが付着し、放っておくと内部にまで汚れが侵入してしまいます。

汚れたフィルターは空気の流れを妨げるだけでなく、内部の熱交換器や送風ファンにカビのエサとなるホコリを送り込む原因になります。さらに、冷却効率も落ちて電気代が余計にかかるという悪循環に。

フィルター掃除は意外と簡単。フィルターを外して掃除機でホコリを吸い取るだけでも効果がありますし、洗えるタイプであれば水洗いしてしっかり乾燥させることで、清潔さを長期間キープできます。

とくにペットを飼っている家庭や、キッチン近くに設置されているエアコンは汚れが溜まりやすいので、こまめなお手入れが重要です。

シーズン前後にはプロのクリーニングを取り入れる

どれだけ丁寧にフィルター掃除をしていても、熱交換器の奥や送風ファンにまで入り込んだカビや汚れは、なかなか自分では取り除けません。そんなときは、プロによるエアコンクリーニングを利用するのが最も確実です。

高圧洗浄機を使って内部の細かい部分まで洗浄し、カビ・菌・ホコリを根こそぎ除去してくれます。特に、吹き出し口から黒い粒やカビ臭が感じられるようになったら、すでに内部のカビが進行している証拠。早めのクリーニングが健康被害の予防にもなります。

おすすめのタイミングは、冷房を使い始める前の5〜6月、そして使用後の9〜10月。年に1回〜2回の定期メンテナンスで、エアコンの寿命も延ばせますし、なにより部屋の空気が一気にクリーンになります。

最近では「防カビコーティング」などのオプションもあるので、必要に応じて検討してみても良いでしょう。

室内の湿度を管理して、エアコンに負担をかけない

最後に見逃しがちなのが、「部屋の湿度管理」です。エアコンの中をいくらキレイにしても、室内の湿度が高すぎればカビの発生は止まりません。特に梅雨の時期や、室内干しをしている家庭では要注意。

理想の室内湿度は40~60%とされています。これを超えるとカビやダニが活発になり、エアコン内部だけでなく部屋の至る所にカビが広がる原因になります。

湿度が高いときは、エアコンの除湿運転や除湿機を併用して調整しましょう。また、サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させることも効果的。空気がよどんだままだと、エアコン内部にも湿気がこもりやすくなります。

普段から湿度計を設置しておくと、感覚に頼らず湿度管理ができるのでおすすめです。

まとめ

エアコンにカビを生えさせないためには、毎日のちょっとした意識と習慣が大切です。冷房・除湿のあとは送風で乾燥させる、定期的にフィルター掃除を行う、シーズンごとにプロのクリーニングを取り入れる、そして室内の湿度管理を徹底する――この4つを意識すれば、カビ臭いエアコンとは無縁の快適な空間を手に入れることができます。

「なんか臭うな」と思ってからでは遅い。カビは予防が何よりも重要です。健康的で快適な空気環境を維持するために、ぜひ今日からカビ対策を始めてみてください。


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