施工スピードが速い人が雑じゃない理由。早いのに評価される業者の「段取り」と「基準」の話
施工スピードが速い人ほど雑にならないのは、手順と基準が固定されているからです。段取り、養生、真空引き、ドレン処理、報告までの流れを整え、品質と収益を両立する考え方を丁寧に解説します。
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「早い人って、結局どこか雑じゃないですか?」
この疑問、現場を知っている方ほど一度は感じたことがあると思います。実際、急いだせいで配管の断熱が甘い、ドレンの勾配が怪しい、パテが薄い、化粧テープが荒い、写真が足りない。こういう“スピードの代償”は、エアコン工事では本当によく見ます。
ただ、ここで一つはっきりお伝えしたいのは、施工スピードが速い人の中には「速いのに雑じゃない人」が確実に存在します。しかもそういう人ほど、現場の評価が安定し、再工事が少なく、結果的に仕事量も単価も上がっていきます。私はこのタイプこそ、長く稼げる職人の完成形だと思っています。
では、なぜ速いのに雑にならないのか。答えはシンプルで、「勢いで早い」のではなく、「仕組みで早い」からです。スピードが速い人は、腕が良いだけではありません。段取り、手順、判断基準、そして報告までを“固定化”している。つまり、毎回同じ流れで品質が再現できる状態を作っています。
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速さの正体は「作業中」ではなく「作業前」にあります
雑になりがちな人は、現場についてから考え始めます。室内機の位置を見て、配管ルートを考え、穴位置を悩み、部材を車に取りに戻り、足りない道具を探し、結局そこで時間が削られる。削られた時間を取り戻すために、最後の仕上げや確認を短縮してしまう。これが「急いだ結果、雑になる」典型的な流れです。
一方で、速いのに雑じゃない人は、作業前の時点で勝負がほぼ決まっています。到着したらまず、搬入導線、養生範囲、室内機と室外機の位置関係、穴あけの条件、配管ルート、ドレンの排水先、電源やブレーカーの確認まで、頭の中で一度完成させます。ここで重要なのは、確認項目が“その場の気分”ではなく、毎回同じ順番で回るチェックになっていることです。
この「順番が固定されている」状態は、想像以上に強いです。悩む時間が減りますし、迷いが減れば手戻りが減ります。手戻りが減れば、後半に余裕が残ります。その余裕が、仕上げの丁寧さや最終確認につながります。つまり、丁寧さを守るためにスピードを上げている、という順番なんです。
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「基準」がある人は、判断が速い。だから雑にならない
エアコン工事は、判断の連続です。配管の取り回し、ドレン勾配、貫通角度、化粧カバーの有無、スリーブの扱い、パテの入れ方、室外機の据付、振動対策、配管の断熱、テープ巻きのテンション。こうした判断が毎回ブレると、時間は一気に持っていかれます。そして焦った瞬間に、雑さが出ます。
速いのに雑じゃない人は、判断基準が「自分の中で決まっている」か、もしくは「現場の基準として決まっている」状態です。たとえばドレン一つでも、どの位置で固定し、どの角度を確保し、接続部はどう処理し、最終的にどう通水確認するか。ここが決まっていると、迷いません。迷いがないから、手が止まらない。手が止まらないから、結果的に早い。でも基準通りにやっているので、雑にはならないのです。
真空引きも同じです。早く終わらせたいから雑にする人は、結局あとでガス漏れ疑いの対応や効き不良の疑いで呼ばれるリスクを増やします。速いのに雑じゃない人は、真空引きの工程を削りません。工程を守りながら早いのは、段取りがいいからです。ゲージやポンプの準備、接続、作業の同時進行、他の工程との組み合わせが上手い。削るのではなく、組み立てている。これがプロの速さです。
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養生と清掃が丁寧な人ほど、実は早い
養生を丁寧にやると時間がかかる、と思われがちですが、現場では逆が起きることがあります。養生が雑だと、あとで床や壁を気にしながら動くことになり、無意識に動きが遅くなります。さらに最悪なのは、傷や汚れが出てからの対応です。拭き取り、説明、場合によってはクレーム対応。これは時間も精神力も一気に削られます。
速いのに雑じゃない人は、養生の“型”が決まっています。広げ方、貼り方、動線の確保、撤去の順番。型が決まっているから早い。そして型通りだから丁寧。清掃も同様で、最後にまとめてやるのではなく、工程の節目で小さく片付けていきます。これができると、現場の見た目が常に整うので、お客様の安心感も上がり、説明の負担も減ります。結果として、現場全体がスムーズになります。
私は、エアコン工事で評価が上がる一番わかりやすいポイントは、施工そのものより「現場の空気」だと思っています。雑に見える現場は、どこか不安を残します。丁寧に見える現場は、多少時間がかかっても納得してもらいやすい。ところが、速いのに丁寧な人は、その両方を取ってしまう。これは強いです。
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速い人は「報告が早い」。だから仕事が増え、単価も守られる
現場で本当に大きい差が出るのが、写真報告と報連相です。速いのに雑じゃない人は、写真が少ないわけではありません。必要な写真を必要な角度で、迷いなく撮ります。撮り忘れがないから、あとで戻る必要がありません。報告が整理されているから、担当者が追加確認で時間を取られません。
この「担当者の負担が減る」というのは、単価の話に直結します。元請け側は、再工事や確認の手間が少ない業者に、条件の良い案件を寄せたいと思います。結局、単価は金額だけでなく、「この人に任せると周りが楽になる」という価値で守られます。だから、施工が早いだけの人より、施工が早くて報告が整っている人の方が、長期的に強いのです。
エアコン工事業者募集、エアコン協力業者募集、エアコン工事業者 募集、エアコン業務委託、エアコン取付 募集といった言葉で情報を探している業者さんが求めているのも、実はここです。ただ忙しくなる環境ではなく、「頑張りが正当に評価される環境」。つまり、丁寧さと速さの両方を価値として見てくれる取引先です。
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「速いのに雑じゃない人」が現場で守っている、見えないルール
速い人は、全部を速くしているわけではありません。速くしていいところと、絶対に削ってはいけないところを分けています。削ってはいけないのは、トラブルに直結する部分です。ドレンの処理、断熱の巻き、配管の処理、室外機の据付の安定、真空引き、試運転、最終確認。ここは守る。その代わり、迷いの時間、取りに戻る時間、探す時間、片付けのやり直し時間を削る。だから雑にならないし、結果的に早いのです。
この感覚は、未経験の方ほど誤解しやすいところです。速さを出すために工程を削ると、後から戻ってきます。しかも一番きつい形で戻ってきます。再工事、呼び戻し、低評価、案件減少。逆に、工程を守りながら“ムダ”を削ると、速さは積み上がります。そして品質は落ちません。ここを理解している人が、長く稼ぎ続けます。
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まとめ:速さは才能ではなく、仕組みです。だから誰でも伸ばせます
施工スピードが速い人が雑じゃない理由は、勢いではなく仕組みで動いているからです。段取りが固定され、判断基準が揃い、養生と清掃が型になり、真空引きやドレン処理などの重要工程を削らず、報告まで整っている。だから早いのに雑にならず、評価も安定します。
私は、エアコン工事という仕事の魅力は、こうした“積み上げが正当に返ってくる”ところだと思っています。速さと丁寧さを両立できるようになると、仕事量が増え、紹介が増え、条件の良い案件が回りやすくなる。つまり、腕一本で人生を変えられる職種です。
もし今、スピードを上げたいのに品質が不安、あるいは丁寧にやっているのに時間がかかりすぎる、という悩みがあるなら、それは才能不足ではありません。順番と基準がまだ固まっていないだけです。基準を揃え、流れを固定し、ムダを削る。これを丁寧に積み重ねると、必ず変わります。
そして、そういう成長をきちんと評価し、仕事を安定して出し、丁寧さを価値として扱う環境を選ぶことが、次のステップになります。エアコン業者 募集やエアコン工事業者募集といった情報を探している方には、単価だけでなく「評価の基準が明確か」「再工事の扱いがどうなっているか」「報告や連携がやりやすいか」まで含めて、長く付き合える取引先を選んでいただきたいです。
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