エアコン工事のクレーム対応で差がつく|信頼を取り戻す初動と現場対応のコツ
クレームは「事実」と「感情」を分けると一気に楽になります
クレームの電話って、内容がごちゃっとして聞こえますよね。でも落ち着いて考えると、相手が言っているのはだいたいこの2つです。
ひとつは事実。たとえば「室内機から水が垂れる」「冷えない」「室外機がうるさい」みたいな現象。
もうひとつは感情。「不安」「怒り」「損した気持ち」。ここを放置すると、技術で直しても評価が戻りません。
だから初動でやることは、原因探しより先に不安を下げることです。これは謝るというより、「困っている状況をこちらが理解した」と伝える作業です。
電話口で強い言い方をされたとしても、反射で言い返さない。まずは短くこう置くのが安定です。
「ご不便をおかけして申し訳ございません。状況を正確に確認して、最短で復旧できるように動きます」
この一言で、相手の“戦闘モード”が少し下がります。ここからがスタートです。
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初動30分で勝負が決まる。連絡の速さは技術と同じ価値があります
クレーム対応で一番やっちゃいけないのは、連絡が遅れて「放置された」と思わせることです。現象が同じでも、連絡が早いだけで評価が逆転します。
目安としては、連絡を受けたら「いま分かる範囲の約束」をその場で出すのが強いです。たとえば訪問可能な時間帯、折り返しの時間、暫定の対処(漏電が疑われるならブレーカーを落としてもらう等)。とにかく相手が知りたいのは“いつ、どうなるか”です。
あと、ここは現場目線の意見なんだけど、クレームのときほど言い訳っぽい説明は損です。
「こちらは悪くない」って言いたくなる場面ほど、「まず復旧」「原因は現地で説明」に切り替えた方が結果的に楽になります。
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現場に行く前に「情報の取り方」を揃えると再訪問が激減します
電話口で確認する内容がブレると、現場での再訪問が増えて時間も単価も崩れます。だから、聞く内容は頭の中で型を持っておくのがいいです。
水漏れなら「いつから」「どこから」「運転モード」「雨の日に悪化するか」「配管化粧カバー内の可能性」あたり。効き不良なら「設定温度」「フィルター清掃状況」「室外機周りの風通し」「施工直後からか、徐々にか」。騒音なら「いつ鳴るか」「共振する場所」「設置面(ベランダ・金属架台・壁面)」「夜だけ強いか」。
こういう取り方をすると、持っていく部材も判断しやすくなります。
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よくあるクレーム別:現場で“信頼が戻る説明”のしかた
ここは技術の話もしつつ、「どう伝えると納得になるか」を寄せます。
まず水漏れ。原因はドレン勾配不良、ドレンホースのつぶれ、詰まり、背板や本体の傾き、断熱不足による結露など、パターンが複数あります。現場で効くのは、いきなり工具を出す前に「水の通り道」を一緒に言語化することです。
「エアコンの中で出た水は、ここからホースで外に流れる仕組みです。今日は“途中で止まっている”か“外に出る前にあふれている”かを確認します」
これだけで、相手は“ちゃんと見てくれる人”に切り替わります。ドレン勾配や本体の水平は、説明とセットにすると納得されやすいポイントです。
次に効きが弱い・冷えない。ここは「ガスがない」と決め打ちすると危険です。設定、負荷、室外機環境、配管長、施工時のフレア・トルク管理、真空引き不足など、原因の幅が広い。だから説明はこうするのが強いです。
「冷えない原因は一つじゃないので、順番に潰します。まず運転条件、次に室外機の環境、最後に配管・冷媒系を確認します」
この“順番”が見えると、相手は待てます。真空引きや気密チェック、トルク管理は、最終的に品質の話として納得に直結します。
騒音・振動は、クレームになりやすいのに見落とされがちです。室外機の設置面、架台の剛性、ゴム足、配管の接触、壁や手すりの共振。ここは原因を当てるより、「一緒に再現して、対策の選択肢を説明する」のが早いです。
「いまの音は“機械音”というより“振動が建物に伝わった音”に近いので、伝わり方を止める方向で見ます」
こう言って対策(防振、設置位置調整、接触解消)に入ると、納得されやすいです。
最後に見た目系。配管穴の位置、化粧カバーの曲がり、テープ巻きの粗さ。ここは正直、技術というより“気持ち”の領域で火がつきます。大事なのは「気にされるポイントは理解している」と言葉で示すことです。
「見た目の部分は毎日目に入るので、気になりますよね。機能だけじゃなく、できる範囲で整えます」
これが言える人は、紹介が増えます。
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記録がある業者は強い。写真とメモは“自分を守る保険”です
クレームって、記憶勝負にすると負けます。だから、施工前後の写真、配管取り回し、ドレンの取り回し、真空引きの実施(作業としての記録)、説明した内容、訪問日時。これを残しておくと、話が早いし、余計な揉め方が減ります。
ここ、経験則だけど、記録があると「ちゃんとしてる感」が伝わるので、相手の怒りが落ちます。これはクレームの予防にもなるし、後から自分を守る材料にもなります。
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ここから先は線引きも必要。カスハラ対策は“現場を守る常識”になりました
最近は、正当なクレームと、受け止め続けると危険な要求が混ざるケースも増えました。国の情報でも、カスタマーハラスメント対策の必要性が強く打ち出されています。
もちろん、こちらがミスしたなら誠実に直す。それは大前提。ただし、人格否定、過度な要求、威圧、長時間拘束みたいな方向に行ったら、現場の安全のために“会社(窓口)に切り替える”判断が必要です。
「ご不安なお気持ちは理解しています。状況の整理と対応の決定は窓口で一本化しますので、以後はこちらからご連絡します」
これでいいです。現場担当が一人で抱えると、ミスも事故も増えます。
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クレーム対応が上手い業者ほど、仕事が途切れません
結局、元請け・幹事側が見ているのはここです。技術は当然として、クレームを出さない力と、出た時に“燃やさずに収める力”。この2つがある業者は、繁忙期だけじゃなく閑散期も声がかかります。
そして、クレーム対応が上手い人はだいたい共通しています。
人のせいにしない。初動が早い。説明が分かりやすい。最後に再発防止まで言える。
この流れができるだけで、現場の評価は安定します。
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協力業者として動くなら「対応のやりやすさ」も重要です
ここは本音。クレーム対応って、現場の腕だけじゃなく、体制で難易度が変わります。連絡がつきにくい、責任の切り分けが曖昧、部材の手配が遅い。こういう環境だと、いくら丁寧でも消耗します。
逆に、窓口が整理されていて、現場が動きやすくて、再訪問の段取りが早い環境だと、クレームは“信用回復イベント”に変わります。エアコン工事業務委託や協力業者募集を探している人ほど、単価だけじゃなく「こういう時に守ってくれるか」で選んだ方が、長期的に稼げます。
現在、家電量販店業界ではエアコン工事をはじめとする家電設置工事の他にリフォーム工事にも力を入れております。
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