繁忙期が終わる前に考えたい|エアコン工事業者が9月以降の仕事を安定させる方法
夏に忙しいだけでは年間の仕事は安定しない
エアコン工事業者にとって、夏は一年の中でも仕事が集中しやすい時期です。
朝から複数の現場を回り、エアコンの取り付けや入れ替えを続けていると、「この仕事量がもう少し続けばいいのに」と感じる業者さんも多いのではないでしょうか。
しかし、個人事業主や小規模な施工会社として長く安定して事業を続けていくのであれば、重要なのは繁忙期にどれだけ施工したかだけではありません。
むしろ考えておきたいのは、繁忙期が落ち着いた後です。
夏の売上が大きくても、秋から春にかけて仕事量が急激に減ってしまえば、年間を通した売上は安定しません。車両費、工具代、材料費、保険料、通信費など、工事が少ない時期にも事業を続けるための費用は発生します。
そのため、エアコン工事業者として安定した経営を目指すなら、繁忙期が終わってから仕事を探すのではなく、忙しい時期から次の仕事について考えておくことが大切です。
エアコン工事の業務委託先は「単価」だけで判断しない
新しいエアコン工事の業務委託先を探すとき、最初に工事単価を見るのは当然です。
同じ施工をするのであれば、少しでも条件の良い仕事を選びたいと考えるのは、事業者として自然なことです。
ただし、実際の利益は工事単価だけでは決まりません。
例えば、一件あたりの単価が高くても、現場間の移動距離が長ければ、一日に施工できる件数は減ります。高速道路料金や燃料費が増えれば、最終的に残る利益にも影響します。
反対に、ある程度近いエリアに現場がまとまっていれば、移動時間を減らしながら施工件数を確保しやすくなります。
また、追加工事の価格、材料費の扱い、支払日、精算方法、キャンセル時の取り扱いなども重要です。
エアコン工事業者が新しい取引先を探すときは、「標準工事がいくらなのか」だけではなく、実際に一か月稼働したときに、どの程度の売上と利益を残せそうなのかまで考えることが大切です。
仕事量だけでなく「仕事を断れる環境」も重要
エアコン工事業者募集のページを見ると、「仕事量が豊富」「高収入」「多数案件あり」といった言葉を目にすることがあります。
もちろん、案件数は重要です。
ただ、長く仕事を続けることを考えると、仕事が多いことと同じくらい「自分の施工能力に合わせて仕事を受けられるか」という点も重要になります。
エアコン工事は、すべての現場が同じ時間で終わるわけではありません。
標準的な取り付けで完了する場合もあれば、配管延長、室内外化粧カバー、隠ぺい配管、屋根置き、壁面設置、二段置き、電圧切替などが必要になる場合もあります。
さらに、夏場は暑さによる体力消耗も大きくなります。
一日の施工件数を増やし過ぎれば、確認不足や施工ミスにつながる可能性も高くなります。
真空引き、フレア接続、ドレン排水、断熱処理、室内機の固定、試運転など、基本的な確認を確実に行うことは、施工品質を維持するうえで欠かせません。
長く稼げるエアコン工事業者を目指すのであれば、「何台でも仕事をもらえる環境」よりも、「自分が責任を持って施工できる件数を相談できる環境」の方が重要になることがあります。
掛け持ちで取引先を増やすという考え方もある
現在すでに別の幹事会社や取引先からエアコン工事を受けている業者さんの場合、新しい業務委託先を探すことに抵抗を感じることもあると思います。
しかし、必ずしも現在の取引先を辞めてから新しい仕事を探す必要はありません。
現在の取引を大切にしながら、仕事が少ない曜日や地域だけ別の案件を受ける方法もあります。
夏だけ仕事を増やしたい業者さんもいれば、反対に夏は現在の取引先を中心に稼働し、秋以降の仕事を確保するために別の取引先を探す業者さんもいます。
個人事業主として活動しているのであれば、一社だけに仕事を依存し過ぎないという考え方も経営上は重要です。
案件状況や地域によって仕事量は変わります。
複数の選択肢を持っておけば、その時々の状況に合わせて仕事量を調整しやすくなります。
エアコン工事の業務委託先を探すことは、現在の取引先を変えることだけを意味するものではありません。
「仕事の選択肢を増やす」という考え方で探してみると、働き方の幅はかなり広がります。
エアコン以外の工事を覚えることも閑散期対策になる
年間の仕事を安定させたいのであれば、エアコン工事だけにこだわらず、施工できる設備を増やしていく方法もあります。
住宅には、エアコン以外にも給湯器、エコキュート、換気設備、住宅設備機器など、さまざまな工事があります。
エアコン工事で身につけた工具の扱い方、配管施工、電気工事の知識、住宅構造を見る力、お客様への説明力などは、他の住宅設備工事でも生かせる部分があります。
もちろん、新しい設備工事を始める場合には、その工事に必要な知識や資格、施工方法を正しく身につける必要があります。
しかし、対応できる工事の種類が増えれば、「夏はエアコン工事を中心に稼働し、それ以外の時期は別の住宅設備工事にも対応する」といった働き方も考えられるようになります。
エアコン工事を入口として、住宅設備工事全体へ技術の幅を広げていくことは、長く事業を続けるうえでも大きな武器になります。
良い取引先は施工業者を単なる人数として見ない
エアコン工事協力業者を募集している会社は数多くあります。
その中で長く取引できる会社を見つけるためには、「どれだけ案件があるか」だけを見るのではなく、施工業者をどのように扱っているかを見ることも重要です。
現場で困ったときに相談できるのか。
追加工事やイレギュラーが発生したときに連絡が取れるのか。
精算内容が分かりやすいのか。
施工品質を正しく評価してもらえるのか。
こうした日々の小さな積み重ねが、長い取引では大きな違いになります。
エアコン工事は、人が現場へ行って施工する仕事です。
どれだけシステムが便利になっても、最終的にお客様の家で施工するのは技術者です。
丁寧な施工を続け、お客様から信頼される業者さんが継続して仕事を受けられる環境は、施工業者にとっても依頼する側にとっても重要だと考えています。
9月以降の仕事が気になるなら、繁忙期のうちに動いておく
夏のエアコン工事が忙しい時期は、目の前の現場をこなすだけでも大変です。
それでも、今年だけではなく来年、再来年と安定して仕事を続けていくのであれば、少し先の働き方について考える時間を持つことをおすすめします。
「現在の取引先を辞めるつもりはないけれど、別の仕事も知っておきたい」
「繁忙期だけ仕事を増やしたい」
「秋以降の仕事量に不安がある」
「エアコン以外の住宅設備工事にも挑戦したい」
「今より条件の合うエアコン工事の業務委託先を探している」
このような段階でも、新しい取引先を探し始める理由としては十分です。
実際に稼働するかどうかは、仕事内容や条件を確認してから判断すれば問題ありません。
エアコン工事業者として長く安定して仕事を続けるためには、技術を磨くことと同時に、「どこから仕事を受けるか」を考えることも大切です。
繁忙期の仕事量だけを見るのではなく、一年を通してどのような働き方をしたいのかを考えながら、自分に合った業務委託先を探してみてはいかがでしょうか。
エアコン取付工事の経験を生かして仕事の幅を広げたい個人事業主様、法人様、新しいエアコン工事の協力業者募集を探している方は、現在の稼働状況や希望する地域、これからの働き方についてお気軽にご相談ください。
現在、家電量販店業界ではエアコン工事をはじめとする家電設置工事の他にリフォーム工事にも力を入れております。
年々依頼が増えている家電量販店でのエアコン工事を円滑に進めるため、エアコン工事業者様を募集しております。
昨今ではエアコン工事だけでは通年でのお仕事を確保することが難しくなってきておりますが、当社ではエアコン工事以外にも様々な案件がございます。
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